生活に困って役所に相談に行った時、「配達の仕事なら沢山ありますよ」と言われました。
でも私には、その仕事を選べない理由があります。
運転免許
私は「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」を持っています。
医師から運転を止められているわけでもありません。
車も所有していて、通院や買い物など、日常生活では普通に運転しています。
免許取得当時はほんとに下手くそで、「こんな人間に免許を与えて大丈夫なのだろうか」と、自分でも思うほどでした。
それでも、免許取得から10年ほど経った頃でしょうか。
ようやく高速道路の合流なども、少しはスムーズにできるようになりました。
10年もか!と思うかもしれませんが、サンデードライバーでもありましたので、どうかご容赦を。
車の運転が必須の仕事は選ばない
私は沢山の薬を服用しています。
その中には、神経に作用するものも、眠気を誘うものもあります。
その理由だけでも、車の運転をする職業を選択するわけにはいきません。
プライベートなら、
「今日は調子が悪いから車で出かけるのはやめておこう」
「疲れてきたから、少しどこかで休憩しよう」
と、自分で調整することが出来ます。
ですが仕事となるとそうはいきません。
決まった時間に決まった場所へ、体調が悪くても運転して行かなければならない。
それは私にとって、とても危険なミッションです。
実際に一度、片道15分ほどの距離なら大丈夫だろうと思い、車通勤の職場に勤めたことがあります。
しかし、1日働いて神経すり減らした状態での運転は、慣れた道であってもヒヤリとすることが多くありました。
朝は朝で、皆が一分一秒を争うように飛ばす道を走らなければなりません。
もともと運転が得意ではない私には、それだけで毎日心拍数が上がるような状況でした。
私の車には、あちこちにキズが付いています。
幸いなことに今のところ、人様にご迷惑をおかけするような事故を起こしたことはありません。
ですが、自宅の塀などに擦ってしまったことは何度かあります。
どういう時にやらかしたのか、ちゃんと覚えています。
辛いことがあって情緒不安定になり、泣きながら運転していた時です。
だから、私は職業ドライバーになるわけにはいかないのです。
仕事で毎日運転していたら、ぶつける相手が壁から人に変わるまで、そう時間はかからないでしょう。
ドライバーの求人は沢山ある
コロナ禍で仕事がなかった時、生活に困って役所に相談に行きました。
そこで言われたのが、「配達の仕事なら沢山ありますよ」という言葉でした。
見た目は普通。健康そうに見える。
発達障害者の多くが抱える悩みじゃないでしょうか。
配達や運転手の求人が沢山あることくらい知っています。
でも、職業ドライバーは、だた運転免許を持っていれば出来る仕事なのでしょうか。
てんかんの持病をお持ちの方の事故
かなり前の話になりますが、てんかんの持病のある方が車の運転をし、大きな事故を起こしたことがありました。
多くの人がこう言っていました。
「病気を隠して運転するなんてけしからん」
もちろん、それはその通りだと思います。
危険だと分かっていながら運転したのであれば、本人にも責任はあります。
ですが私は、どうしてもこう考えてしまいます。
本当に、本人だけの責任なのか?
「生活が苦しい。助けてください。」
でも、
「あなた、手も足もあるじゃない。配達の求人なら沢山ありますよ」
そう言われて追い返されたら、
適性がなくても、配達の仕事をやるしかないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。



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